私が社会人になり初めての一人暮らしで賃貸マンションに住んだ時の話なのですが、入居して一ヵ月程度経過したころ、ポストに『大規模な修繕工事のお知らせ』という葉書が入っていました。
内容としまして、老朽化してきた壁の補強と塗り替えでした。
期間は、半年。
土日以外は服が干せなくなるのと、朝の8時30分から開始する。
という平日休みで夜勤の私には大変きつい内容でした。
不動産管理会社も、私の仕事のことは伝えてあるし、一か月後に工事が始まることくらいは把握してるのに、なぜ教えてくれなかったのか。
だったら他の物件もみたのに。
など考えましたが、そこで文句を言ってトラブルになっても仕方がないので、我慢したのですが、工事が始まると同時に私の悪夢も始まりました。
まず、工事は8時30分からなのですが、それまでの時間をつぶしてる作業員の方の声の大きさ。
私は朝に帰ってきて疲れ切ってるのに、外から聞こえてくる大きな笑い声。
まったく寝れたものではありません。
そして、笑い声で寝れないで工事開始の時間が来ると、もう終わりです。壁を叩く音、作業車の搬入の声、作業員同士の会話、寝れるわけがありませんでした。
ある日、たまたま日曜日が休みだったので洗濯物を干そうと思い、洗濯機を回し、洗い物を持って外にでてみると、物干し竿など干すのに必要な道具がすべて無くなっていました。
どう考えても工事の人たちに違いないと思い、工事会社に電話するも日曜日は完全に休みなのか電話が繋がらず、仕方ないので不動産管理会社に連絡をいれました。
すると、男性で声のトーンも低く、元気がないというよりは、やる気がないといった印象を受ける感じの方が出まして、すごく嫌な予感はしたのですが現在起きている状況を伝えると『工事のことはわからない、担当の連絡先も教えられない、明日連絡してみればどうか』といったふざけきった事を言われました。
さすがにこの返答は日々の寝れないイライラも重なり、『今、私は洗濯物を洗い、干せない状況なのに明日電話してみたらとはどういう考えで言っているのか。
それと、物干し竿がなくなっているのは、窃盗として警察に連絡してもいいんだぞ。
お前では話にならないから、一度上司に代われ』と、大人げもなく強い口調で言い返したところ、ほどなくして上司の方が電話口にきて、『今すぐ工事の担当者に連絡をとる。
すぐに物干し竿を返せるかわからないので、もし返せなかった場合は、近くのコインランドリーを使ってほしい。その時にかかる費用はもちろんこたらが負担する』と言ってくださりました。
それから、工事担当の方から連絡をいただいたところ、『作業の邪魔だったため片づけた。終わり次第戻す予定だったが、完全に忘れていた。申し訳ないことした。』と、謝罪の言葉もいただいたため、これ以上問題を大きくしても仕方ないので気を付けるように。
と注意をし、ついでに、朝はもう少しだけ静かにしてほしい。ということも伝えました。
この一件が起きてからというもの、換気扇が機能しない、蛇口をしめても水が出てくるなど細かいトラブルで時々不動産管理会社に連絡しているのですが、名前を告げると必ず上司の方が対応するようになりました。
私としては、上司の方と直接話をできるので、とても助かってはいるのですが、トラブルを一度起こしたから、今後はすべて上司に流れるというのは少しいかがなものかと思うところはあります。
現在も同じところに住んでいるのですが、空き部屋だった隣が、予告なしにリフォームが始まり、また騒音に悩まされる日々が続いています。
まだ我慢できるレベルなので大丈夫ですが、せめてリフォームする告知だけはほしかったな。というところです。
不動産管理会社は家を貸したら終わり。
という立場ではなく、家を貸し、その人が出ていくまではしっかり家のトラブルの責任は負う。くらいの覚悟で仕事に臨んでほしいと思いました。