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不動産賃貸トラブル

原状回復トラブル

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結婚して初めて住んだマンションの退去時のトラブルです。東京23区内、3階建て、外装がピンクのかわいらしい、デザイナーズマンションでした。
初めての更新を迎え、手狭になってきたので退去を決め、不動産管理会社立ち会いのもと、明け渡しを行いました。その時は、何も言われず、キレイに使ってたし、敷金も契約書通りに掃除費用などを除いたら、戻ってくるものだと思っていました。
後日、不動産管理会社から書類が送られ、目を通したところ、部屋がひどい使われ方をして、全部屋の床の張り替え、壁の張り替えをし、敷金では足りないので、不足分を振り込むようにといった内容でした。
まずは主人と相談し、一度不動産管理会社と会って話をすることになりました。指定された場所は退去した部屋でした。行ってみると、私たちが入居した時と違い、見違えたようにキレイになった部屋でした。私たちが入った時は、リフォームもされていない状況での入居でしたので、次の人はこんなにキレイな部屋に住めるんだと思ったら、うらやましくさえ思いました。そして退去時の写真を見せられました。細かい傷までをも指摘され、たばこを吸ったあとがあるとか(主人も私も嫌煙家です)あることないこと言われ、とにかくお金を振り込むように言われました。話にならないので、仲介してくれた仲介会社の営業さんに連絡を取ったら、まだ私たちのことも覚えててくれ、対応してくれることになりました。不動産管理会社に連絡を取ってくれましたが、お金を振り込んで欲しいということには変わりがなく、私たちは悔しいので、訴えようということになり、裁判手続きに入りました。共働きでしたので、書類を揃えたり、とても大変だったという記憶が残っています。
手続きをすると裁判所からもいろいろ書類が送られてきます。調停期日呼出状が届き、いよいよ、裁判の日を迎えました。
不動産管理会社側も写真やらを用意してきていました。こちらはお願いをし、仲介会社の営業さんに証人者として来てもらいました。
びっくりしていましたが、第3者が入ってくれると説得力もあり、効果的です。
それでも、不動産管理会社は考えを曲げることなく、通常訴訟に移行されてしまいました。いかに、私たちの使い方が悪かったのかを指摘され、腹立たしかったです。同じような話を何度も何度も繰り返し、2回目の調停でも折り合いがつきませんでした。
また同じような内容で、3回目の調停が終了しました。その時に知ったのですが、その不動産管理会社はトラブルをたくさん抱えていて、裁判も何回も起こされているという事実でした。担当の裁判官も次回で最後にしましょうということで、4回目の出頭です。
話し合いの内容は平行線をたどったまま、終了です。みんな疲れきっています。後日、裁判結果が送らてきました。結果、こちらの勝利。敷金を私たちに返すという内容でした。
年末に結果がきたので、良い気分で新年を迎えられそうな気分でした。
今回、1番の問題が入居時、私たちが撮影した写真がないことでした。営業さんの証言と私たちの証言のみが証拠だったのです。
写真さえあれば、こんなに裁判も長引くこともなかっただろうと思います。
不動産管理会社の態度や表情もとても腹立たしいものでしたし、裁判のために、お金を使い、有給も使い、とても疲れて、精神的に参りました。その後も何度か引っ越しをしましたが、必ず写真を撮っていますし、入居時に確認するようにしています。
それ以来このようなトラブルにも合わずに過ごせています。
裁判を起こすというなかなか経験できないことも経験できましたし、良い経験になったなとプラスに考えるようにしています。

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