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不動産賃貸トラブル

転居したマンションのテナントとのトラブルで結局再転居しました

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1.いいマンションに転居したと思っていたのですが
社会人になって10年ほど経ってから、転居したマンションについてです。築3年ほどの物件で、オートロック式でもあり、駅にも近いことからその部屋に決めました。1階はテナントが入り、2階からが住居で、私は2階の角部屋に入居していました。入った当初は満足していたのですが、しばらくして、夜の決まった時間にかなり大きな音が聞こえてくるようになり、ちょっと不気味に思って、不動産管理会社に訊いてみることにしました。電話に出た人から、まず物件について訊かれたので、マンション名を言うと、それは多分、1階の飲食店の音でしょうといわれました。確かに飲食店らしき店はありましたが、一見喫茶店風なので気に留めていませんでした。しかしそこは、夜はカラオケバーになって深夜2時頃まで営業しており、その音声が洩れていたようなのです。ならばすぐ上の部屋に住んでいる人から苦情が来そうなものですが、その人は夜勤がメインのようでしたので、かえってその部屋の方がよかったらしいのです。

2.改築しても騒音に変わりはありませんでした
確かに事前に飲食店があること、夜までやっていることを聞かされてはいましたが、まさかカラオケバーとは思ってはいませんでした。仕方なく防音できる段ボールを買って来て、その店に近い方に取りつけてみたりと、少しでも静かになるように工夫してみたのですが、やはり多少は聞こえてきます。このため入居後3か月ほどで、早くも次の物件探しを始め、違約金を払っても転居しようと考えていました。しかしその後しばらくして、音がぴったりやみました。閉店ではなく、改築しているようです。新しくできたその店は、ちょっとお洒落な感じのダイニングバーでしたが、恐らく経営者が同じなのでしょう。やはり夜はカラオケの声が洩れていました。その飲食店の上の部屋を挟んで、隣の人と会ったこともあり、騒音のことを話したこともありましたが、これと行った解決方法もないため、いよいよ次の転居を本格化させるようになりました。

3.その店で事件が起きて不動産会社へ苦情
ある日、金曜日ということもあり、これと決めた物件の内見に行って、夜遅くなって帰って来ると、マンションの周囲に消防車が止まっています。消防車だけでなく、パトカーも見えました。一体何が起こったのだろうかと思い、そこにいた人に尋ねてみたところ、例の飲食店でお客同士が口論となり、火のついたタバコをそこに捨てたため火災が起きたということでした。確かに店のカーテンが半分焼けていて、テーブルが2台くらい倒れていました。その後その店は閉店となりました。これに関しては、不動産管理会社に苦情を申し立てました。場合によっては、自分の部屋が延焼していたのかもしれないのです。不動産管理会社の人は、申し訳なさそうな声で謝ってくれました。その後その店の立ち退きが決まったようで、テナント募集のお知らせが貼られるようになりました。

4.謝罪はしてくれたけどやはり転居しました
私も、要はこの飲食店の存在が問題で、次の転居を考えていたわけですから、正直言って迷いました。アクセスはそこの方がよかったのですが、間取りは次の転居先にと決めていた物件の方が広く、また住環境もいくらかよさそうだったこと、内見までしていて、早く回答を出した方がいいと思ったことなどから、そこに転居することにしました。違約金は発生しましたが、やはり環境がいい方が、生活しやすいのは事実でした。退去の際、不動産管理会社の人に、こういうトラブルさえなければ、もっと住み続けていたのに残念ですと言っておきました。会社の人も、せっかく入居されたのに、このようなトラブルで不愉快な思いをさせてすみませんと、頭を下げていました。その後住み替えたマンションにもテナントはありますが、花屋さんと法律事務所なので、今回は問題も起こりそうになく、いくらかほっとしています。

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