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不動産管理トラブル

借りたテナントが以前葬儀場だった 不動産管理会社を信じた失敗

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大阪府堺市で無認可の保育園事業をしています。

新たに夫婦で一戸建てを買い求めることの多いエリアなので、夫婦共々働きたければ、子供がまだ幼い段階から預けるのはやむを得なくなっています。

待機児童の問題もありますが、それ以外にも柔軟な時間帯で子供を預かってくれるというニーズで、無認可ではあっても感謝されることは多くあります。

以前はもう少し郊外にテナントを借りていたのですが、やはり通園には不便だという意見も多く寄せられていました。

それに郊外の割にテナント物件が築浅だということもあり、家賃が高くなっていました。

そこでいい物件があれば引越しを検討していて、地域の不動産管理会社に紹介を求めていました。すると駅前に良好なテナント物件が空いたという連絡が入り、その物件をとても気に入ったので契約することにしました。

 

2.そのテナントは医療テナントとして利用されていた時期があるのも知っていたので、内装もバリアフリー化ができていて、さほど手を加えなくてもよさそうなことも気に入りました。

立地もよければ内装もいい、そして気になっていた家賃も、駅に近くなったにも関わらず安くなったのでいいことずくめでした。

しかも保育という仕事の性格から送迎があるのですが、半地下の広い駐車場まで共用であり、至れり尽くせりに思えて、とてもトラブルが存在するとは思えませんでした。

ところが事業を開始して半年ほど経過した頃、地元のから、以前テナントが葬儀場として使われていたと教えられました。

確かに葬儀場だとすると、駐車場は霊柩車のスペースとなりますし、バリアフリー化ができているのも葬儀のためであり遺体を安置するためのものということが理解できてきました。

そのようなことを不動産管理会社からは一切伝えられることなく契約したので、とても嫌な気分になりましたし、とても問題に感じました。

3.本来は直前の入居者でないので、不動産管理会社としては重要事項として説明の義務はなかったのかもしれません。

それに地域の家賃相場からすると安く設定しているのだから、納得済みと見なされたのでしょう。

しかし何も知らずに安い物件を紹介されて、そこにトラブルの原因があるというのは納得のできないことです。実際には起きてませんが、もし万が一葬儀場の後地で保育園を開業して子供を預かっているというような風評被害が発生すると、経営に直撃することは間違いありません。

ただ入居者を入れればいいというだけでなく、相手への配慮が十分に必要だと感じました。

契約を結んだ不動産会社には苦言の電話を入れましたが、葬儀場があったのは以前のことで、直前は医療テナントだったという説明に謝りはなかったという一点張りでした。

 

ならば敢えて相場より安い家賃で入居を誘った行為が不誠実で納得できません。

4.以前葬儀場の時期があったことを知ってしまうと、教えてくれた方が決して悪意のある気持ちではなかったにしろ、嫌な気持ちの日が続いています。

 

出来れば速やかに退去をしたいのですがそのような資金もまだ十分にありません。

 

子供たちというのは純粋でときには見えないものが見えたりする想像力を持っています。

 

ただ純粋にそのような年齢を通過しようとしているのだと思いたいのですが、立地からすると、本来は見えないものを見ているのではという不安を感じてしまうことがあります。

 

子供の成長に関わる仕事をしながら、もしかしたら成長を阻害していないかという根本的な不安を感じてしまうことがあります。

その事がさらにあまり深く考えずに保育園を引越させてしまったことに責任を感じる結果となっています。

不動産に関わることでは一度の契約で大きな金額が動いたりその後のことが決まってくるので、かなり慎重であるべきだったと今更ながら後悔することになっています。

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