夫が4年ほど前に単身赴任先でマンションを借りるようになりました。
会社の近くにある物件で探していたので、とても近いところの高層マンションでした。
高層といっても10階程度の建物だったので、東京ではそれほど高いというわけでもありませんでした。
家賃は11万円くらいでワンルーム、寝るだけと思えば本当に満足できる物件でした。
北新宿にあるマンションでしたが、職場にはほんの200mくらいの距離で仕事で遅くなっても通勤で疲れることもなく生活をしていました。
ロケーションとしても住んでいた夫からすると本当に恵まれた場所にありました。
その北新宿のマンションは近くにオフィスビルやスーパー、コンビニ、飲食店などもあってとても便利でした。
しかし、転職をすることになって、虎ノ門の新しい会社まで通勤するのが大変だということで転居をすることにしました。
退去する旨を2ヶ月前までに伝える必要があったので、不動産管理会社に文面でファックスをしてその後原本を郵送しました。
そして退去する当日は部屋の状況を確認するためにクリーニングやリフォームをする業者の立会いで内装の確認をしました。
結局、北新宿の物件に暮らしたのは1年半、週末は地方にある自宅に帰ってくる生活をしていたのでそれほど使用感もなく、引越し業者に荷物を運んでもらい、その後も私がきれいに清掃をして原状回復できていたと感じたので、最低限のクリーニング代で済むと考えていました。
しかし、実際に業者の方が来たときに壁紙の洗浄もしたいのでクリーニング代金の4万円弱の金額に1万円の上乗せになるということで話をされました。
その場でも不満があったので話はしたのですが、業者の方では「それが普通ですよ」ということでサインをしました。
しかし、納得することができませんでした。
そこで不動産管理会社に電話をして、一連の流れについて話をしてきれいな状態で明け渡しているにもかかわらず、壁紙の洗浄というのはおかしいということを説明しました。
すると管理会社の方はとても丁寧に対応をしてくれました。
この手のトラブルはよくあることかもしれません。
すぐに管理会社とクリーニングやリフォームをする業者に連絡を取り、壁紙の洗浄はなしということで話をつけてくれました。
結果としては敷金から契約時に約束されていた室内のクリーニング代として3万5千円に消費税をプラスした金額を引かれた形で返金がありました。
この対応には納得できました。
夫の物件のトラブルとしては私が入居や退去などの手続きなども全て行っているものとしてかかわっていたのでよくわかるのですが、こういった申し出をしないで洗浄のクリーニング代金などを追加で請求して支払ってしまう人が多いのだと思います。
本当は必要がない費用でも知らないうちに支払いをさせられてしまうというのは本当に損だと思います。
敷金で初めにお金を預けているとはいえ、退去時のかかる費用などは詳細をしっかりと確認して適正な費用の支払いができるようにするのが一番いいと感じました。
また、不動産会社や不動産管理会社によっても対応が違うのですが、やはり親身になって対応してもらうことができるところだと信頼できます。
その後も他の不動産会社にお世話になることもあるのですが、東京都内では多くの物件を扱うことができる会社も多いために信頼できるところを見つけて、いざという時にしっかりと対応してもらうことができるようにするのがいいと思います。
賃貸物件というのは不動産会社や管理会社によっても問題が発生した時の対応が異なりますので、口コミなどを参考にしたり、おかしいと思った内容があれば、問い合わせをしてみるのがいいでしょう。