20代前半から30歳まで、神奈川県の郊外の地域といえる市に一人暮らし用のアパートを借りて住んでいました。
そこの不動産管理会社さんは、私が入居した当初から一回違う不動産管理会社さんに替わっていたのですが、その後とんでもないトラブルがいくつも生じるとは私には想像がつきませんでした。
一つ目のトラブルは、入居してから半年も経っていない頃起こりました。突然、火災報知器がピーピーなり出したのです。
何事かと飛び起きて火災報知器の中を見てみると、電池切れであることが判明。そのことを不動産管理会社さんには報告したのですが、替えの電池を後日持ってくることで対処したのみで、管理不行き届きの謝罪もなく、その3年後もまた火災報知器の電池切れで音がなりましたが、不動産管理会社さんの方で報知器の点検も交換もせず、私の方で電池を購入して交換しました。
二つ目のトラブルは、入居して5年が経った頃に火災報知器が鳴り、原因をつきとめるべく警察が私のアパートの部屋を訪問したことでした。尚、警察には同じアパートの住人が火災報知器がうるさいとの通報があった様です。
その時、私は仕事の関係で遠方に宿泊しており、事態を把握しておらず、夜中にあった警察からの事情説明の電話に頭が混乱しました。すぐには帰れなかったために、私は不動産管理会社さんに私の部屋を訪問してもらい、火災報知器の鳴った原因を調べて欲しいと不動産管理会社さんに電話したところ、先方から「スペアの鍵がないので、入れない。今、鍵屋を呼ぶ」との返答がありました。正直、あきれてしまいました。
結局、火災報知器の誤作動であったため、私の部屋では火災は発生していませんでした。本来なら、不動産管理会社さんから警察に事情を説明してもらうところですが、結局は私の方で警察と不動産管理会社さんの方へ事の次第を遠方より電話にて説明しています。
鳴ってしまった火災報知器は、実に24時間近く鳴っていたそうです。そんな長時間になってしまったのも、不動産管理会社さんの方でスペアの鍵を所持しておらず、鍵業者を呼んでいたため、時間のロスが起こったことも関係していると思います。
三つ目のトラブルですが、退去時に恫喝のような言葉をあびせられたことです。
5年間は住んでいた場所でしたので、1枚のフローリングの色が少しはがれてしまったところがありました。その部分は、敷金で補える範囲であるようにも思えたのですが、不動産管理会社さんによると、「その場合はあなたの過失になるので、敷金の範囲で補えないかもしれないですね。フローリングの床を全部とりかえないといけなくなるので」という返答でした。
しかし、私が入居した当時よりそのフローリングには傷がついており、すでに色がはがれていたのです。そのことも私の方で不動産管理会社さんに指摘すると、「証拠がないんですよね~?じゃあ、こちらの過失とは証明できないですよ~」と先方は笑いとばしていました。そこで、私の方でそちらに入居前のフローリングの写真などはあるのか?それがないなら、今回のフローリングの傷も私の過失とは証明できないであろうと伝えると、「はぁ?こちらはあなたのためにこんなに頑張っているのに、なんでそういったことを言うんですかね!?」と突然怒り出し、その後恫喝の様な物言いで5分程説教を一方的に食らいました。私の方では、とにかくまずは安い業者を見つけて敷金の中で対処してほしい、それがこちらの意思と伝えて不動産管理会社さんへの電話を切りました。
物件自体に不満は少なかったため最終的に5年間はアパートに住んでいましたが、そこに関わる不動産管理会社さんの管理体制が不十分という問題があったことで、不必要な嫌な思いをしたかなと思っています。入居当初は学生であったため、世間の厳しさや色んな不動産トラブルがあることを知りませんでしたが、今後の住まいと不動産管理会社さん探しは慎重に行いたいと思います。