新婚当時、割と綺麗で可愛らしい外観内装のアパートを借りようと不動産会社に予約を入れました。
一件目の物件がなんとも抜群に好みで、二階建ての二階に即入居することに。
住み始めて半年くらい経ったでしょうか。
ある日の夜、主人がトイレから水が漏れていると言いました。
私はたまたまだろうと思い聞き流していました。
しかし2日後また水が漏れてきて、トイレの床は水たまりができていたので夜間でしたが24時間対応の不動産管理会社に電話を入れました。
すると、女性が電話に出て無愛想な感じで「取水栓を締めてください。トイレの右側です。」と言われ咄嗟のことでパニックの私は取水栓て何?という感じでした。
主人に電話を代わってもらいましたが電話口の女性の対応に腹が立ったのか主人も怒鳴り口調で「トイレの右側は壁です。」と言っていました。
すると、その女性は「じゃあ外に出てください。大元の栓がありますから。」と言ったようで主人が外に出ました。
主人はあまりにも無愛想で適当な対応に頭にきたようで「その説明じゃわからない。」と言いました。
すると驚くことに電話口の女性は「私はその場にいないから、わかりません。」と言い放ったのです。
二階に住んでいたので下の階に水が漏れていたら、大きなトラブルです。
そして水漏れは夜間に起きたことで、下の階の方は一人暮らしの年配の方だったので気が気じゃありませんでした。
翌日不動産管理会社に電話を入れて、昨日の対応は問題があるんじゃないかと申し出ました。
主人は昼も夜も仕事をしていた時期で、私が当時妊娠中だったため余計に怒りがおさまらなかったようです。
もし仮に私1人のときに水が漏れていたら、取水栓の場所もわからず水は出っぱなしだったのかと思うとぞっとします。
するとその件に関しては平謝りでした。
24時間対応の契約だったのに申し訳なかったと。
コールセンターの女性には充分注意をしておくということでした。
しかし、住み始めてすぐから掃き出し窓の網戸が片方にしか閉まらないで1センチ程隙間があいていることを電話で伝えると、実物を見たいと言われ、不動産会社の方が見に来られました。
現場を見に来た方は「明らかに右側に網戸を持ってきたときに閉まっていませんね。後日連絡をします。」と言われ連絡を待つことに。
その間、アパートの裏が田んぼだったので少しの隙間から小さな虫たちが入ってくるので夏なのに窓も開けられずにいました。
入居したのが冬だったので窓を開閉して確認していなかった私たちも私たちですが・・・
何日か経って所長さんのような方と、それより偉い方も一緒にアパートに来られて現場を見られました。
するとみんながみんな、これは立て付けの問題だと認め、「窓を外して修理します。」と言われ一旦帰られ、また後日、先日と同じメンバーが来られました。
すると、「立て付けの問題だから改善できない。」と言われました。
この前と話が違うと抗議しましたが、所長さんが驚くべきことを言ったのです。
「どこの家でも網戸は片方にしか閉まらないでしょ。これが普通じゃないですか?」と。
いやいや、どこの家でも網戸は左右どちらにでも閉まりますよね?
所長さんの一言に一同唖然・・・
なんでこんな人が不動産管理会社で働いているんだろう。
本当にそう思って言ったのか、面倒だったからそう言ったのかはわかりませんが・・・
主人は建設関係の仕事をしているので、そういうことに詳しいらしく「片方にしか閉まらない網戸なんてありえない。」そう言いました。
お偉いさんも「それはないだろう」と、軽蔑した目で所長さんを見ていました。
結局、他にもいろいろなトラブルがあり半年後に退去することにしました。
自分たちが選んだアパートで長く暮らせるようにと築年数が浅い綺麗なアパートを借りたのに、とても残念でした。
外観や内装が好みでも端々まで見てアパートを借りるという、いい教訓ができました。