入居してから3年になる福岡市内の賃貸マンションです。
住み始めて半年くらい経った頃、隣の部屋に新しく入居してきた人が、あまりにもうるさくて困っています。
職業柄なのか(何の仕事をしているのか未だ不明)、連日、夜かなり遅い時間に帰宅し、そして必ずと言っていいほど、友人だか知人だか知りませんが、人を連れて来ます。
隣の部屋とは壁一枚で区切られ、バルコニーも仕切り板を介して繋がっているため、比較的小さな話し声でも耳に入るのです。
聞こえてくる声の数からして、多いときは5~6人くらい、隣の人は毎晩のように部屋に連れ込みます。
私は朝早い仕事なので、隣の人が帰宅する時間にはもう床に入っています。
ぐっすりと眠りたいのですが、隣の部屋から何やらいろいろな音が漏れて聞こえてくるために、すぐに目が覚めてしまいます。
隣の人は帰宅してから夕食の準備か、酒盛りの用意かをし始めるらしく、流し台の水の音や鍋釜をたたくような音がガチャガチャ、ガチャガチャ聞こえてきます。
たまに掃除機の唸る音などもします。
それだけならまだいいのですが、とにかく隣の人は話し声がとても大きいのです。
地声なのかなにかわかりませんが、もう深夜なのですから、周囲に気を使って小声で話すとか、そういった配慮をする気配がまったく見られないのです。
来客の数が多いときなどは本当にひどく、近隣をはばかることなど知りもしないけたたましい笑い声や、叫びにも聞こえる甲高い声、低く唸るような怒鳴り声など、男女が入り混じった様々な話し声が私の耳の中になだれ込んできて、とても眠れたものではありません。
時には部屋の中を走っているのか飛び跳ねているのか、ドシン!バタン!と軋むような音が響いてきて、もうたまりません。
とはいえ同じマンションの隣人ですし、トラブルは避けたいと思い、最初の頃は私も何とか我慢しようと試みたのですが。。。
悩んだ結果、あまりの騒音のひどさに限界に達し、勇気を出して、隣の人に通告することにしました。
夜しっかり睡眠をとれないと、翌日の仕事に差し支えますし、何より私自身が健康を損ねてしまうことになっては困ります。
私は隣の人が帰宅した時を見計らって、直接、夜眠りにくくて困るので静かにしてほしいと言いました。
するとその夜は幾分静かになり、私はこれで安心して眠れるだろうと思いホッとしたのですが、それも数日経つとまた同じようにがやがやと騒ぎ始め、安眠を邪魔されるという始末。
やむなく私は、再度隣の人に、このままでは眠れないので頼むから夜静かにしてほしいと頼みました。
すると隣の人は開き直ったような態度で、自分の部屋で何をしようと勝手だから、文句を言われる筋合いはない。
そんなにうるさいのなら、音が聞こえないようにそっちで考えてなんとかすればいいだろと言うのです。
私は、相手のあまりにも横暴な態度に言葉が出ず、そのまま部屋に引き返してしまいました。
ですがこのままでは毎日よく眠れず、つらくて仕方がありません。
悩んだあげく、私はお世話になっている不動産管理会社に相談することにしました。
すると担当の方は親切に応じて下さり、私に代わって隣の人と話をしてくれることになりました。
これでなんとか夜が静かになってくれればと祈りつつ、待っていると、数日して不動産管理会社から連絡がありました。
担当の方が言うには、いちおう事情は説明したが、隣の人は自分が迷惑を掛けているという認識が全く無いようで、そんなにうるさくした覚えはないの一点張り。
それどころか、今度は隣の人の方が、私が朝早く仕事に出掛けるので、物音が聞こえていつも目が覚める。迷惑しているのは自分の方だと主張する。
マンションの場合、こういった隣人同士のトラブルは少なくないが、問題を解決するには、どちらかに譲歩する気持ちがなければ不可能と思うので、これ以上通告したところで進展はないだろう。
なので不動産管理会社として出来ることは、代わりの部屋を探すことしかないとの事。
すっかり落胆した私は、その後、幸か不幸か隣人の出す騒音にも次第に慣れてしまい、睡眠を邪魔されることも問題ではなくなったのですが、こういう場合は運が悪かったとしか言いようがありません。
私たちは希望にかなう部屋を探すことは出来ますが、隣にどんな人が住んでいるのか、どんな人が入居してくるのかについては対処の使用が無いからです。
毎日の暮らしにとって住居はもっとも大切な要素です。家を決める際には、知らない近隣との付き合い方を肝に銘じておく必要がありそうだと思いました。