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不動産管理トラブル

不動産屋さん、行きはよいよい、帰りは恐怖

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不動産管理96

不動産管理96

生まれも育ちも関東。

旦那の仕事が北陸地方に決まり引っ越しをすることに。

雪がちらつく2月末、会社に紹介された二社の不動産管理会社よりいくつかアパートを紹介してもらい、感じの良い中高年の不動産やさんが紹介してくれた3DKのアパートに入居することに。

主人と私、小学生3人で新しい生活のはじまり~。

どうせ敷金は返ってこないけどなるべくきれいに使わないと。

引き渡し時のトラブルで何十万円も請求された、とか聞くし。

と最初は心配していたけど、日々の忙しさにそんな事はふっとんでしまった模様。

すぐに子供達は転入先の学校に慣れ、私も仕事がみつかり幸せいっぱいの生活。

半年後の夏に四人目の妊娠発覚。

ますます幸せいっぱいだったのに、雪の降る冬がやってきて、ある日トラブル発生!ベッドに入ろうとすると布団がじと~って濡れている!友達ママに聞くとこの地方は除湿機なしじゃ暮らせないよ、とのこと。

カサカサに乾燥する関東との違いに驚きながら人生初の除湿機購入。

みるみる除湿機に水がたまるほど湿気がひどいのを目の当たりに。

とりあえず布団は元通りになりまずまず快適に生活。

その年の春に四人目が無事に誕生しにぎやか幸せいっぱいの生活。アパートがより狭く感じるように…でもにぎやかになって家族ワイワイ楽しく生活。冬は除湿機フル回転で湿気トラブルと戦う毎日。

カビなんてはえたら大問題!お金の問題もそうだけど何より健康に悪いっ!赤ちゃんもいるのに!でも湿気は強いっ。雪が続くと布団がしめって、窓の下に水たまり。

拭いても拭いても水が出る。

特に北側最悪。タオルの洗濯たくさんの毎日。

それでなくても家族の洗濯多いのに。

そのうちに少しフローリングがはがれてくるように…。

冬を超え夏がきて秋の風が気持ちよくなってきた頃、驚きの第五子妊娠。あの湿気地獄をまた一冬超え、暑くなってきた頃に無事に第五子誕生。

またまたにぎやかになり、幸せ満喫、忙しさ最高に。

五人目が動き回るようになるとアパートの狭さを心底実感。

ちょうど関東に旦那の仕事で帰れることになり、早速引っ越し手続きにかかった!初夏の暑い時期に片付けでたちまち汗だく。

クローゼットを整理し始めると…えぇ!?何、この黒いの。いっぱい。

荷物をどかしていくと、荷物にも黒いのが。カビだ…カビ。カビの匂いブンプン。それも真っ黒。角の所にびっしり、下から上に生きてるように生えてる。

ティッシュでちょっと、ふいてみると墨汁ついたみたいに真っ黒。

それも拭き取れない。

もしやと思い、ビデオテープを置いていた所を持ち上げてみると、カビ。ビデオのカバー開けるとビデオテープにもカビ。

ほとんどカビにやられてしまって捨てるはめに。他にもカビにやられて捨てるはめになったものいっぱい。信じられないカビのはびこり感。

とにかくカビがついたものは捨てた。

本箱、家具の間に落ちていた子供の小さいおもちゃ、北側の部屋のベッドまで。掃除もっとこまめにやるべきだった、と後悔先に立たず。

不動産管理会社に連絡すべきかどうか迷って、とりあえず、カビ除去できるかどうかやってみることに。これが思った通りハードなんてもんじゃなかった。

漂白剤を使って地道にゴシゴシ。暇あればゴシゴシ。家の中プールにいるみたいに。

床は最悪。カビに気をつけようと水拭きしてきたせいではがれてひどい状態に。お隣さんと引っ越しの話からカビの話になるとお隣さんも床がはがれてしまったそうで。

 

うちだけじゃないっ!と無駄に自信が出て、ちょっと強気になりゴシゴシにも力がはいり、壁紙もはがれてきてしまった。

そうでもしないとカビが落ちないから…白い壁についたカビは頑張っても黒い色が残り、何十年も前の古アパートのように。

これはやばい、不動産やさんに怒られる!こういう退去のトラブルは絶対に避けたかったのに…あとの祭りでこのまま引き渡しするしかない、と覚悟を決めて、不動産管理会社に連絡。

カビのことも伝えたが快くおうかがいしますね~と、不動産やさん。

そして当日。ヤバイヤバイと緊張しながら不動産やさんを迎え入れ、一部屋回ってみるごとに不動産やさん、こわ~い顔に。

そして… "だからよそ者に貸すのは嫌んだよっ!!"と暴言。使い方知らなすぎるんだよっ、だいたい荷物置きすぎなんだよっ、家具も多過ぎ、だからカビが生えるんだよっ、そんなこともわからないから地元以外に貸すのはいやなんだっ、どうすんだ、これ、全部弁償だからなっ、全部取り替えてもらうからなっ、もう使い物にならねーだろっ、大家んとこに謝りにいったのかっ、(いってません) そんなこともできねえのかっ、たっかーい菓子折り持って頭下げてこい、許してもらえるか俺は知らねーぞ。

 

フローリングはいいもの使ってんのにこんなにしやがって。

はがれるようなもん使ってねーんだよっ、これ、全部はがしてやり直しだからなっ、安くすまねーぞ。(お隣さんもはがれちゃったって言ってますけど) 知らねーよっ。

弁償しろ、弁償だ、こらぁ。

すんごい剣幕で最後は完全にそちらの筋の方ですか、というように変身されていた不動産やさん。

すごーく怖かった…とにかく、謝り続けた。ドア出るまで出てからも文句言いっぱなしだった。貸してくれた時と180度違う不動産やさん。

本当に怖かった…その後、1万円くらいの菓子折りを持って近所の大家さんのお宅へ伺った。大家さんはニコニコしながら、不動産やさんから聞いてますよ~、こんな事(お菓子)いいのに~。まあ、子供さんも多いからね~で、まあ、いくらかかるか見積もってもらわなきゃわかんないけど、連絡行くと思いますよ~と言ってお菓子を受け取っていた。

 

まあしょうがない。請求に怯えながら関東で暮らすこと1ヶ月(位だったかな)。不動産管理会社の名が入った封筒がポストに…。なんかムカついて、ビリッとあけてみると、10万円。の請求。

 

そして半分は大家さんが払ってくれたからお礼の電話を入れるように。と…。書いてあった通り、大家さんにお礼と謝罪の電話を入れると、いいんですよ~、半分ですまないが、じゃ、よろしくね~と。すぐに指定の口座に振り込んで、終わった…と。

 

もっとたかかったらどうしようと心がもやもやしていたので、それが晴れた気分だった。その後また連絡あって追加で~とか来たらどうしようと暫くはまた心がもやもや…となることがあったが、以後連絡はない。もう絶対に知らない土地には住みたくない。(行くなら事前調査しっかりとする) やけにいい人そうな不動産やさんからは借りない。

 

掃除は忙しくてももっとこまめに。人数増えたら広いとこに引っ越す。(もう増えないだろう) 家具は少なめに。一階にも住まない。(日当たりがわるかった) というわけで、この後はしばらく広い一軒家に住み、また引っ越ししてマンションの陽当りの良い4階に住んでいます。雪降る所ですがカビ問題無し。除湿機も必要無し。

 

な~んの問題も無し。心地よい住み心地。そういえばあのアパート。お風呂の詰まりトラブルもあった。排水せずに浅い子供プールみたいになってくる。

 

不動産やさんに連絡すると排水口に薬。結果同じ。また連絡。業者の人が来て排水口から何か入れて作業。使っているうち元通り。

 

またまた連絡。大掛かりに外からも作業。出てきたのはまるまる一本の歯ブラシ。なんで?どうやって?気持ち悪かった…皆さん気をつけましょう。

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