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不動産管理トラブル

姉と一緒に住んでいたころのこと

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不動産管理99

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高校生の時に東京の大学に進学をしたいと思って勉強をしてきたのは、姉が東京都内の大学に通っていたからです。

姉は表参道にある有名私立大学に通っていたのですが、高校生の時によく東京に遊びに行く機会があって、大都市の魅力に惹きつけられてしまいました。

地元の大学などの進学を考えることもなく、都内の大学だけを受験して、第一志望ではなかったものの、高校卒業から上京をすることになりました。

姉がすでに大学に通っていたために一緒に一年間だけ暮らすということで親とも話がついていて、姉が住んでいたアパートに入ることにしました。

そのアパートというのは2階建てで、小田急線沿いの経堂で東京農業大学に行く途中にあるアパートでした。

1DKでそれなりの広さがありましたが、新しい物件というわけでもなかったので、生活をしているといろいろな不都合がありました。これも20年以上も前のことです。

この物件自体は2階建ての2階でトイレやお風呂が別のつくりになっていました。

そして、ベランダがないつくりになっていたので、とても不便でした。

洗濯物を干しても落としてしまうと大谷さんの庭に落ちてしまい、取りに行くのが難しい状態でした。

ですから、いつも慎重に洗濯物を干していたのですが、それでも風が強い日には飛んで行ってしまうなど、少し大変でした。

特に下着などが落ちてしまった時には大家さんに言いにくく、場合によってはそのままにしてしまうこともあったくらいです。

こちらの物件は不動産管理会社が管理しているわけでなく、何かがあると大家さんが対応していました。

結局、契約をしていたのは4年間だったようですが、大家さんとのやり取りがとても多かったように思います。

トラブルというまでのものではなかったのですが、住んでいて少し大変だったことが他にもありました。

 

それは大家さんのお宅にたくさんの動物がいたことです。

 

家庭菜園などがあるのは良かったのですが、ペットとして数多くの動物がいたので、鳴き声やにおいなどが気になりました。

それも洗濯物を取りに行くことができなかった理由の一つです。

 

そういった現代では苦情ともいえるような内容でも、不動産管理会社の役割をしている大家さんがそばにいたことでなかなか申し出ることができませんでした。

姉の大学卒業と私の大学2年生の進級のタイミングで引越しをすることにしました。

その際にあった退去時のトラブルとして、原状回復の問題が生じました。

 

女性二人が暮らしている形だったので、それほど汚くなるということもなかったのですが、和室の畳の交換と壁紙の交換なども必要だという扱いにされてしまいました。

畳の交換はかなり費用がかかると言われました。

 

6畳の部屋でしたが、全て交換することになると、敷金で支払っていた以上のお金を払うことになってしまいました。

さすがにそれは厳しいと思って、大家さんに思い切って伝えることにしました。

もともとそれほど関係が悪いわけでもなかったので、私たちの状況を考慮しながら、畳は裏返す形で対応してもらうことができました。

新品に交換することになると数万円かかるところ、裏返す作業で数千円で済むことになりました。

壁紙に関しては当時姉には少しですが喫煙習慣があり、壁の色が退色していることもあり、交換をすることになるのは仕方がないということで了承しました。

結果的には納得した形で退去をすることができて、敷金も少し戻してもらう形で済んだので、良かったと思っています。

今の時代では少し考えられないようなこともありますが、昔だからこそあったトラブルだと思っています。

そういったことを振り返ると最近はマンションが多く、不動産管理会社が入ることがほとんどなので、そのほうが気が楽だと思いました。

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