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不動産管理トラブル

もう既に退去済みのはずが・・・不動産管理会社からの不審な連絡

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昨年まで住んでいた、大阪市内の某賃貸マンションにて、管轄していた不動産管理会社との間にとんでもないトラブルを経験しました。

約5年間住んでいた、便利快適で居心地がよく気に入っていたマンションだったのですが、都合で急きょ実家のある地域へ戻らねばならなくなり、すぐに不動産管理会社に電話連絡をし、退去の際は2か月前までに申し出をと契約書にある通りに日付を指定し、退去したい旨を伝えました。

電話に出られた方は、このマンションに入居した当初に対応して下さった男性の方で、名前は覚えていなかったのですが、声の特徴で気がつきました。

担当者さんは、「了解しました。それでは契約書に同封の退去届を記入捺印し、封筒にいれてマンションの管理人用ポストに投函して下さい。

後程、私が回収しにまいります。」とおっしゃいました。

私はそういうシステムになっているのかと思い、仕事を終えて家に戻るとすぐに退去届を確認し、記入捺印した上、その夜のうちに管理人用ポストに投函しました。

その後、先方からは特に連絡はなかったのですが、引っ越しの準備で忙しかったこともあり、さほど気に掛けず、退去届は受理されているものと思い込み、予定通り引っ越しを終えて、翌日、事前にお願いしてあった立会検査をしてもらおうと、家財をすべて運びだしてきれいになった部屋で待っていましたが、予定の時刻になっても担当の男性は現れず、不思議に思っていると、私の携帯に連絡があり、申し訳ありませんが急な用事で本日、立会検査をしに伺うことができなくなりました。

また後日、こちらからご連絡差し上げますので…。との事。

しかたなく私は部屋を後にし、その後、担当者からの連絡を待つことにしました。しかし、数日たっても何の連絡もありませんでした。

どういうことなのかなと疑問に思ったのですが、私は毎日の仕事もあり、その他、引っ越し後の荷物の片付けや新しく住む家の整理などでバタバタしていたため、自分からは先方に連絡せずに、ただ待っていました。

それから約1か月過ぎたころ、ようやく不動産管理会社から電話がありました。

しかし、電話口にはいつもの男性ではなく、女性の事務員の方でした。

私はその時仕事中だったのですが、その事務員の女性がおっしゃるのを聞き、びっくりしました。何と、退去したはずの賃貸マンションの退去届が受理されておらず、現在も入居中になっており、家賃の支払いがされていないので、どういうことか確認のために電話をしてきたというのです。

しかも今、新ためて退去届を提出することになると、契約書の規定通り退去日は二か月後となるため、その分の家賃も支払ってもらわなければならないとの事。

私はもうずいぶん以前に退去の旨を伝えて、退去届も提出済みで、一か月前に引っ越しも終えていますと言ったのですが、そのような事実は確認できていない。

その担当者の名前は?とにかく家賃は支払ってもらわないと…と、その女性事務員の方は悪気はないのですが、何分金銭がかかわることですし、相当に厳しい口調で話されたので、私は本当にびっくりしました。

とりあえず仕事中だったこともあり、例の担当者の男性の名前もわからなかったので、後程連絡しますとしてその場はとどめました。

思わぬ事態にひどく混乱していましたが、きっと口頭では事実が伝わりにくいと思ったので、これまでのいきさつを文章に書き、不動産管理会社にファックスしようと思いました。

時間が出来たので、急いで文章をまとめてファックスし連絡を待ちました。しばらくたってから、退去の旨を伝えた担当者の男性から連絡があり、事情を説明したいとの事で実際にお会いして話をすることになりました。

 

不動産管理100

不動産管理100

 

この男性担当者の方はいつも腰が低く、とても親切で感じの良い方なのですが、どうやら私から退去の連絡があった事を(口にはなさいませんでしたが)忘れてしまっていたようで、法律上は退去届がまだ受理されていないので(私が管理人ポストに入れた退去届をまだ取り出していない、忘れてしまっているようでした)、家賃をお支払いいただかないといけないとの事。私は、事情は分かるが、事前に連絡もしたし、指示通り書類も投函したのだから、お支払いするのは難しいと言いました。

担当者の方は、一度会社に持ち帰りますと、ひとまずこの場はおさまりました。それから先方の都合で延期になっていた立会検査を行い、私が投函した退去届もポストの中に発見されたと聞きました。

それでも、どうか家賃を支払ってくれないかと懇願されたのですが、私もどうしようか考えましたが、やはり納得がいかず、支払いは難しい、なんとかなりませんか?と返答するしかありませんでした。

それから2か月程、私は不安のうちに日々過ごしていたのですが、結果的にはマンションのオーナー様がそういう事情なら仕方がないとのことで、私は家賃の支払いをせずに済むことになり、ようやくホッと胸を撫で下ろしました。

しかし、私は自業自得だったと言わなければなりません。この度の一件は、私自身がなにもかも相手任せにしてしまったことに問題があるのです。

この生まれて初めての大変なトラブルに見舞われ、私は、こういったあらゆる契約事項、特に金銭が絡む場合は、何度もまめに確認の連絡を取り合うことが必要だと、深く感じました。

些細な事を怠ったあまりに、私は担当者の方や不動産管理会社、マンションのオーナー様にまで多大なご迷惑をかけてしまう結果となりました。深く反省し、今後は決してこのような事の無いようにつとめたいと思います。

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