アパートの廃棄?立替?が決まり、不動産管理会社から早く出るように言われましたが、私は契約期間が残っていたので、出ませんでした。
何度となく話し合いもしましたが、相手が一方的で納得できませんでした。
それからも不動産管理会社から手紙がポストに何度も入って、出るようにうながされましたが、出る必要はないので、無視をしてました。
色々な話も聞きましたが、仕事も忙しく、新居を探す時間が取れませんでしたし、あまりにも入居者の立場を考えていない対応にも正直怒る気持ちもありました。
アパートは物でも住んでる人間には感情があります。
アパート自体は環境的にも気に入っていたし、電車の定期の期間もありましたし、廃墟にするとは契約時にも聞いてなく、書類にも記載されてません。
契約満了まで住む権利は当然あります。家賃も毎月キチンと支払い、追い出す権利は不動産会社にも不動産管理会社にもありません。
ある日の事。出張で家をしばらく空けて帰った時の事です。
いきなり、部屋にネズミが動き回って、ネズミのフンが部屋中にあり、とても酷い状態になってました。
もう酷い光景で自分の部屋とは思えません。
私は部屋に入る事が出来ず、近くに泊まり、次の日、不動産管理会社に電話した所、「そういうトラブルはよくある」と言われましたが、数年住んでいて、ネズミの気配すら感じたコトはありません。
そもそも、家を空けた時を狙ってネズミが行動しだすなんてありえません。
しかし、防犯カメラも全て不動産管理会社が握っており、これを問題にするのも、何処に問題にしていいか分からず、取り敢えず、警察に相談しました。
警察は犯罪の可能性もあるとの事で部屋の調査をしてくれましたが、何も無くなった物もなく、ただのネズミのトラブルとしか出ませんでした。
他の人の指紋もなく、侵入者の気配もありません。警察としても、物が無くなってる訳では無いので、犯罪として動けないと言われました。
フンの掃除を1日掛かりでして、ありとあらゆる物を洗濯し、元の状態に戻すのに時間がかかり、その間は友達の家に泊まりました。
しかし、アパートと言っても、そこが自分の落ち着く我が家です。キレイに元通りにしたかったし、何よりも本当に悲しかったです。
それから、しばらく経った時の事です。
不動産会社からの申し出で、引っ越し費用と新居に移る為の費用は全額負担するとの事と契約満了まで居て下さいとの事でした。
これらの経験を得て思ったのは、家はオアシスで、どんな形であれ大切にすべき所です。
それを収益の為だけにただ転がして、中身がボロボロな仕事であれば、彼らは不動産業としてのプライドも無くなるのではないでしょうか。
そもそも、不動産管理会社はトラブルが起こらない為にいる人達にも関わらず、建物をどうするのか、の方面で動いて本来の仕事を忘れてしまうのは本末転倒です。
私が部屋をキレイにして住み続けたのは、そんな扱いをされるアパートが虚しく思えたからです。
もっと、物を大切にすべきだし、住民が生活しやすいように勤めるから不動産管理会社という仕事があります。
こんな事例は特別かもしれませんが、家を汚される、あるいは、汚す環境を作られるのは、本当に嫌な物です。
耐え切れず、契約満了前に移ろうとも考えましたが、これはトラブルではなく、彼らの心の問題だと思いました。
最後の不動産会社の対応は、ようやく人並みの対応でしたが、建物の権利を持っている人が決定権が全てあるのなら、契約書は無意味です。
もっと人道的に始めから動いて欲しかったし、自分の仕事の使命をもう一度考えて欲しいです。
そして、礼金を取るのなら、礼金を支払うバリューを伝えて欲しいです。
あのトラブルは嫌がらせだと今でも思ってます